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お知らせ

柿の木の剪定

干し柿の生産・出荷が一段落した冬。
私たちは来年に備えた『柿の木の剪定作業』に追われます。春にはお米のシーズンが始まりますので、それまでに230本ある柿の木の剪定を終えなければならないのです。

美味しくて形の良い柿を育てるためには、休眠期である冬にしっかりと剪定をする必要があります。大量に実がなることで養分が分散されたり、陽の当たらない枝や実が増えることで枯れてしまったりなど、剪定を怠ると柿の品質が落ちてしまうためです。

南砺市では、あちらこちらで柿の木を見る機会がありますが、多くが『三社柿』という品種で、背の高い縦長の形をしています。

当社の柿は『平核無』という品種で、太陽の光を広く集めることと管理や収穫の能率を考えて、横方向に剪定し、意図的に横長な形に調整しています。山形県、新潟県、福井県などで見られる剪定です。

<剪定のコツ>

下の写真は、1本の木から切り落とされた枝のかたまりです。想像以上にバッサリと剪定していることがわかるでしょう。

剪定のコツは『枝がどのように生長していくかを予測すること』です。 まずは、伸ばしていきたいメインの枝を決め、その成長を予測して“ぶつかりそうな枝”や“陰になりそうな枝”を切り落とします。さらに“古い枝”や“枝分かれが多い場合”もカットしていきます。
下の写真は、剪定のBefore ⇒ Afterです。

Before
After

このように、私たちは毎年の地道な剪定作業を経て、美味しい柿を育てています。

さくさく村の干し柿は、大好評につき現時点で在庫がほぼない状況ですが、各店舗にはまだ商品が残っている場合がありますので、見つけましたら是非お手にとってみてください。

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