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柿の摘果

田植えを終えホッと息をつく間もなく、私たちは美味しい干し柿を作るため「柿の摘果」を始めます。

今年は6月初旬から作業を開始して、7月末現在やっと230本分の摘果が終わりそうです!夏は田んぼの草刈り・肥料まきと両立して進めなければいけないので大変です!

摘果作業中

美味しくて大きな柿を育てるためには、結実期にしっかりと実を落として、栄養を分散させないこと重要です。

柿の実

写真のように、柿の木には想像以上に多くの実がなります。葉に隠れたり、同じ色だったり少々見えにくいですが、一つの枝に10個以上の実がなることもよくあります。10個の実を育てても良いのですが、ところ狭しにお互いぶつかり栄養を奪いあう実は大きくは育ちません。
育てたい実以外を落とすことで、残された実はその枝のすべての栄養を吸収することができ、大きくて美味しい柿に成長していくのです。

<摘果のコツ>

摘果のコツは『残す実を決めて、それ以外を遠慮せず落とすこと』です。

残す実は摘果の段階で一番大きくて形の良いものを選びましょう。ただし、このまま成長したら他の枝や実にぶつかりそうだったり、上を向いていたりする実は大きくても落としていきます。同じような大きさで残したい実が複数ある場合は、実がついている枝の葉の数が多い方を残します。

下の写真は摘果のビフォーアフターです。バシバシ落としていますね。

Before
After
Before
After

このように、私たちは毎年夏に地道な摘果作業を行い、美味しい柿を育てています。収穫期の豊作を楽しみに、今日も残りの摘果を頑張ります!

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